「RFP」はシステムや組織の規模に関わらず作成
そこまで数が多いわけではないのですが、今週は「RFP」の関する相談が多かったです。
この相談は「DX推進の方向性決め」「現状把握&課題定義」などに続くテーマだと感じます。
RFP(提案依頼書)は、ITに関しての調達を行う際には、必ず必要になると思っています。
RFPが必要な理由は、システム調達の際に依頼者に要求を伝えるという、本来の目的だけでないです。
どんな課題があり課題解決には何が必要か…を内部で議論した結果を「見える化」する目的が大きいと感じます。
その議論には、自分自身との議論も含み一人で事業をしている人がシステムを発注する際にも必要になると感じます。
また、調達するシステムの規模も関係なく、HP・LPやEXCEL管理シートを誰かに依頼する際にも必要になります。
もっと言うと、自分でHPやEXCELをつくる際にも、自分の頭を整理して、自分の対してのRFPをつくっておいた方がよいです。
誰かに「こういうモノが欲しい」という要求を伝えるには、自分自身(もしくは組織)が意思統一されていないと混乱するためです。
「こういうモノが欲しい」という場面は、さまざな欲求が交差します。
本来は明確になっていたはずの要求が、可能性を提示されることで、根拠なくブレてしまうことも多々あります。
そいうブレを抑えるのも「RFP」の役割の一つだと考えます。
RFPは、とても奥が深い…といつも感じます。
自分は「RFP」に特化した研修はしていませんが、中産連診断士養成課程「情報化」の後半はRFPの作成の研修だと言えます。
RFPの相談が多いこともあって、説明をする際に養成課程の資料で説明することも多いです。
自分の頭の中を「見える化」して、伝える際の資料に落とし込んでおく有用性を改めて感じてます。