名古屋市新事業支援センターでのITマネージャの日でした。
「すべきことがみえず悩んでいる人」「漠然とした不安に苦しむ人」…など、様々な談者が見えました。

そんな中で「自分に自信がなく苦しむ人」の相談がありました。
自分も自分に自信がなく、誰かの意向を気にしすぎてしまう傾向があります。

でも、それは「デス・スパイラル」に陥っている状況です。
最近でこそ「デス・スパイラル」に陥っている時には、それに気づき振り払い抜け出すことができます。

周囲への配慮はもちろん必要です。
しかし、誰かの意向を気にしすぎてしまうと「自分の存在」がどんどん薄くなって、やがて自分がなくなっていきます。

誰かの意向に沿う自分を手に入れる代わりに、自分らしい自分を無くしてしまうのです。
それでもいいと思う人もいるかもしれませんが、他人の評価なんて状況の変化によってコロコロ変わります。

人を絶対評価できる人なんて、そうはいないのです。
「誰かと比べていいね」ぐらいの相対評価しかしていない人が多いと思います。

そういう人の意向に沿う努力に一生懸命になるのは、空しくなってしまうことも多いです。
なぜなら、自分の努力とは別のところで相手の評価が決まるからです。

誰かとの比較の結果評価されていたとしても、その誰かが変われば評価も変わります。
そもそも「誰かの意向に沿う努力」をするのであれば、「自分が認める自分になる努力」をした方がよいと思います。

周囲が見えない状況で自己中心ではいけませんが、自分を磨き続ければ必ず周囲にも認められる人になれると思います。
それが自分に自信がない状況から抜け出すキッカケになります。

相談を受けていますが「自分に自信のある人」ばかりではありません。
むしろ、そんな人は少ないですが「自分に正直な人」はたくさん見えます。ブレない相談者から勇気をもらっています。