Zoomにてビジネスカウンセリングだけ入っていましたが、それ以外は次年度の準備に没頭です。
ビジネスカウンセリングの相談者は、リピータの方で「自分が叱ると社員のモチベーションを下がる…」という悩みでした。

自分と話している時も常に誠実な方なので「なんでかなぁ」って思いました。
そこで、その方の叱る様子を再現してもらいました。キチンと論理だてて、ミスをしたタイミングで叱っていました。

しかも「ダメダメの禁止形」ではなく「こうするとよいの奨励形」でしたので、「問題ないですよね」と返しました。
しかし、その方の一言が気になりました。「何度も同じミスをする社員には、つい感情的に言っちゃうのです」とのことでした。

この言葉が気になり突っ込むと、ついつい社員への不満を溜め込んでしまっている自覚があると話してくれました。
「感情的」「溜め込んでいる」というキーワードが気になりました。

叱った後に「君はいつも、いつも…」「前にも同じことが…」などと溜め込んだ不満を口にしてしまっていませんか…と確認をしてみました。
すると「そういえば、無意識でそのようなことを言っているかも」と言われました。

社員にとっては、「今のミス」を叱られているのならば納得できますが、「今までのミス」まで言われると納得ができないものです。
ただ、この方の気持ちがよくわかります。自分も様々な立場で何回も経験があります。

「理論」よりも「感情」が先に出てしまった結果です。なかなか「感情」はコントロールできないので、いつも「しまった!」と思って反省します。
…それでも繰り返してしまいます。

仕方がないので、自分は「『今』ではなく『今まで』のことまで、相手に言っている可能性がある」ことを自覚する努力はしています。
この方も「自分がその状況に陥っている可能性がある」こと知れてよかったとのことでした。

「感情」が先立つ失敗は一気には直りません。「感情」が不要な「感情」まで呼び起こしてしまうことも人なので仕方がないと思っています。
大切なのでは自覚をして少しずつ減らしていけれよ…とお互いに共感しました。