新入社員研修「システム開発と運用」の最終日でした。
人懐っこい新入社員、自分をよく理解してくれている講師仲間、楽しい雰囲気を創ってくれるスタッフのおかげで楽しい4日間でした。
最終日に新入社員のみなさんには、自分がSEという人が大切にすべきと思っていることを少し伝えさせてもらいました。
まずは「仕事とプライベートの切り替えができるヒト」です。
いきなり、どの口が言うか…って思いますが、切り替えが下手な自分だからこそ言いたいことです。
SEは仕事とプライベートが曖昧になりやすい業種です。パソコンがあればどこでも仕事ができてしまうからです。
…なので、意識的に切り替えをしないと、ズルズルといってしまい、精神を蝕んでしまうのだと思います。
つぎが「問題とヒトを切り分けて考えられるヒト」です。
ヒトは感情の動物で、どうしても相性の良くない人はいます。これには理由などありません。
ただ、この感情の問題をSEの現場に持ち込むと話が大変ややこしくなります。
「問題解決の手法が合わない」と「ヒトとしての嫌い」は、当然まったく別の問題です。
ヒトは感情の動物と言いながらも、プロジェクトを進めるには感情と論理の両方が必要になり、感情だけに流されないようにしたいです。
最後が「肯定の言葉を使って話すヒト」です。
昔、プロジェクトメンバーに「これまでやったことがないから、出来ません」と口癖のように言う人がいました。
新しいことに挑戦し続けないといけないSEにとっては「これまでやったことがないから、出来ません」は禁句中の禁句です。
「こういう条件が整えば出来ます」こそ、信頼されるSEなのだと思います。
SEという超労働集約的な仕事は「人」が全てです。
SEという「人」が大切にすべきことはたくさんあると思います。自分が未熟な体験から得た教訓を伝えられたら嬉しいです。