愛工大講義は中間演習が終って後半戦の「ITトレンド」に入りました。
毎年、学生に伝えていますが「ITトレンド」はITの最新技術のことではありません。
「ITトレンド」とは、これから未来に向かって必要とされていく「ニーズ」に応える流れです。
最新技術ではなi枯れた技術であっても「ニーズ」があれば「ITトレンド」になります。
「IoT」や「クラウド」は目新しい技術ではありませんが「ITトレンド」によく登場します。
これから未来に向かっての「ニーズ」に応える大切な技術だからです。
「ITトレンド」は、そこに「ニーズ」があって初めて「ITトレンド」になります。
逆説的ですが、最新技術であっても、そこに「ニーズ」がなければ「ITトレンド」にはならないわけです。
そして、「ITトレンド」という数多のキーワードの重要性は「ニーズ」の大きさから予測することができます。
期待感の大きな流れは「ITトレンド」としても注目されるわけです。
「生成AI」は期待感の大きな流れで、様々な「ニーズ」に応える可能性を秘めています。
期待感が大きいだけに、それに浮つくことなく正しく理解をする必要があると考えます。
学生に関心のある「ITトレンド」のキーワードを書き出してもらいました。
昨年はそのキーワードを持ち帰り、ChatGPTでグルーピングと分析をして、次の講義でフィードバックをしました。
しかし、今年はその場でChatGPTでグルーピングと分析をし、その場でフィードバックをしました。
フリーアンサーの膨大な数のキーワードを瞬間的にまとめてフィードバックを行うのは、以前では不可能でした。
学生にその様子を見せたところ、「生成AI」のひとつの可能性を感じてくれたようです。
愛工大講義の後半「ITトレンド」では、このような「ITトレンド」の可能性を考える場にしたいです。