「無意識を意識できるようには?」といった相談があり、なかなか哲学的な相談です。
自分の専門分野が分からなくなっていますが「そもそもどんな無意識を意識したいのですか?」と質問しました。

すると「自分が楽しいと感じていることを意識したい」とのことでした。
自分のコンプレックスと似ていますが「辛いことは頭に残るが、楽しいことは忘れてしまう」とのことでした。

自分に置き換えた時に、自分が少し意識していることがあることを思い出せたので伝えてみました。
それは「思いっきり笑えている」時の自分を自覚する…ということです。

「楽しい」というのは「感情」ですが、「笑う」というのは「行動」です。
自分の場合「感情」を自覚したりやコントロールするのは苦手ですが、「行動」を意識することはできます。

「カラーバス効果」というものがあります。
それは心理学用語の一つで意識すると関係する情報が自分のところに舞い込んでくるようになるといったものです。

例えば「今日のラッキーカラーは赤」といわれると、街での赤色に実際の意識がいくというものです。
これは別に色だけに限定されいるわけでありません。

形状や音はもちろんのこと看板やお店など…意識できる物質や行動はカラーバス効果を狙えます。
自分は「カラーバス効果」で意識していることは、「自分が笑っている状況」です。

これだと「思いっきり笑っている」という行動に気付けて、自分が楽しいと感じていると自覚できます。
始めた頃に、ネガティブな自分が意外と「思いっきり笑っている」状況が多いことに驚いたものです。

これに気付けると自分がどういうときに楽しいかが自覚でき、結果的に「自分が笑っている」状況を引き寄せる気もします。
この話をしたら「意識してみます」と言ってくれました。楽しいと感じる自分に気付いてほしいです。