朝一で豊浜商工会での専門家派遣、午後は常滑商工会議所でのIT専門相談でした。
豊浜商工会では自分が尊敬する社員想いの女性社長の支援です。定期的にお話を伺っています。

この社長を尊敬するのはいろいろとありますが自分が理想とするDXを進めているからです。
自分にとって何が理想かと考えてみましたが5つほど理由がありそうです。

まず一つ目は「自分(社長)が率先してやってみる」ということです。言い換えると「誰かに丸投げしない」ってことです。
自分が率先してやることで「無理そうなところ」「詰まりそうなところ」…逆に「行けそうなところ」を体感します。

それが二つ目の理由である「社員に置いてきぼりを作らない」につながっていきます。
自分で試し、自分たちのペースでデジタル化を行っています。

三つ目の理由が「みんなを巻き込んでのデジタル化」です。「みんな」には「取引先」「仕入先」も入っています。
取引情報のデジタル化は「書式・フォーマット」や「IT成熟度」の違いがあり最も難しい部分と感じています。

しかし、それを力を会わせることで納得の上で進めていけます。
デジタル化ができた結果、両社にそれぞれのメリットと納得がないと簡単なことではないです。

四つ目の理由が「小さな成功体験を積み重ねる」です。出来ることからコツコツしてよかったことを喜び合っています。
そして最後の五つ目の理由が「自分の興味を大切にする」です。

やっぱり社員のため、取引先のため、地域のため…だけではモチベーションが続きません。
社長自身の興味をひくテーマを見つけてデジタル化をしていることが継続している大きな理由だと思います。

感情に寄り添わないデジタル化は失敗する場合が多いです。
しかし、この女性経営者が推進するDXは着実に成果をあげています。感動です。