大阪での新作研修「システム開発の『見えない』からおきる問題への対応ケーススタディ」が無事に終わりました。
初めての研修はいつも緊張しますが、今回は格別に緊張しました。

ほぼ8割がケーススタディで、そのケースはその場で悩んでいる状況を受講者から出してもらいます。
テーマはシステム開発やプロジェクトマネジメントで一応絞ってあるのですが多種多様のケースになります。

ケースにならないかも…というときもあるので、その場でケースにする工夫が必要になります。
すなわち「論点整理と明確化」「不足情報の提供」「グループ内の体験格差是正」です。

それさえ留意できればケーススタディは盛り上がります。
人によって悩みは千差万別であり、その悩みはどれも深くて重いです。

今回も「見積もり」「人のアサイン」「メンバー育成」「ユーザーとの関係性」「QCD」「チームビルディング」など様々な視点が出てきました。
どれも「あるある」です。

ただ、どのシステム開発、どのプロジェクトマネジメントも「癖」が濃いです。
例えば、企業の特性、対象業種の特性、対象システムの特性、プロジェクト状況の特性がでます。

そんな訳で不安もいっぱいでしたが、結果的にはとても楽しいディスカッションと共有タイムになりました。
受講者の意識の高さに寄るところが多いので、本当にありがたいです。

また、今回はケースの「プロジェクトの状況」が入力すれば「問題点整理」「課題定義」「具体的対応策」の例を出すプロンプト(GPTs)を用意しました。
一般論ですが新たな視点が加わるのでよかったです。

このプロンプトは、システム開発プロジェクト以外でも利用できるようにしました。
今後はコンサル場面でも活用したいと思います。