Zoomでの2件のビジネスカウンセリングの対応をさせて頂きました。
全く違う相談でしたが、本質的には似たようなテーマだと感じました。最近このテーマ多いです。

そのテーマは自分自身も当てはまるので、たくさんの人の悩み事の本質なのかもしれません。
それは、意思決定をするとき「不可能の検証をするのが先か、やりたくないと思うのが先か」ということです。

「不可能の検証」は「理論的」で、「やりたくないと思う」のが「感情的」な感じがします。
本当は頭をゼロベースにして意思決定の情報を集め、「論理的」に判断するのが正しいのはわかっています。

時々、自分も、相談時に当たり前のように「論理的に考えよう」と言っていることに気付きます。
ただ、自分も偉そうなことを言いながら、いつの間には固定観念にとらわれて情報を集め「感情的」に判断しています…。

もちろん、常に科学的な根拠(理由)をもって「論理的」に意思決定をしようと努力はしています。
「そうありたい」と思いつつも、「希望的観測」や「黒い邪念」といった「感情的に」嫌なモノが入り込んできてしまいます。

言い訳をするのであれば、やっぱり人は「感情」の生き物なので仕方がない面もあると思います。
そんな時に気を付けたいのは、「感情」が先だった場合、収集情報から意思決定までのすべてにバイアスがかかっているかも…と認識することです。

その上で、相談時の自分の提案や自分自身に対する決定には「感情」によって歪められた可能性を検証したいです。
自分ができることは、自分の「感情」を知り、そして相手の「感情」に共感することです。

その上で歪められた可能性を思い出して「論理」的に最終的な検証が出来るようになれたらよいと思います。
やはり「感情」は人を動かす本質なので、それを「論理」で押さえつけるのは逆の歪さがでると感じます。