長崎での2日間の「システム開発におけるレビュー技法」研修が無事に終了し、受講者からの質問が大量で予想以上に楽しかったです。
「レビュー技法」は、生成AIとの相性がよいです。
コードレビュー、ドキュメントレビュー、プロジェクト計画の精査、課題一覧からのリスク想定など様々な場面で使えます。
特にレビュー技法での命ともいえる「チェックリスト」の整備と活用で生成AIは使えます。
「チェックリスト」は、ドキュメントやコードの欠陥を見つけるための「質問集」で、この質がレビューの質を左右します。
「チェックリスト」は放っておくと、「これも必要、あれも必要」とチェック項目が増えていきます。
「チェックリスト」でチェック項目が増えるのは内容の「充実」ではなく「肥満」です(ああ耳が痛い…)。
チェック項目の「肥満」は欠陥を見つけにくくする障壁として立ち塞がります。ヒトは一気に大量のチェックはできません。
チェック項目が増えれば増えるほど、チェック項目が消化できず注意力が分散してチェックが杜撰になります。
そこで登場するのが「チェックリスト」を「チェック」しスリム化にする生成AI活用です。
「重複を無くして」とか「類似項目をグループ化して」と問いかけると綺麗な「チェックリスト」に「スリム化」してくれます。
他にも、会議の文字起こしからチェックリスト化する方法は、いきなりではなくワンクッションおくプロンプトを伝えました。
今回の「レビュー技法」研修では、生成AIを使ってのレビュー効率化の方法をかなり伝えました。
しかし、「ChatGPTによる…」というタイトルは付けませんでした。なぜなら受講目的がブレるからです。
今回は「ChatGPT」出さなかったおかげで、「レビュー技法」が純粋に受講目的が明確になっている人があつまりました。
その上で「レビュー技法」の生産性を上げるために特化した「生成AI」を紹介すると喜ばれると感じました。
今回のホテルはAPA長崎駅南です。横にタコライスのお店があり、ホテルの朝食食堂もかねています。
ホテル付属と軽んじてましたが美味しかったです。朝食でなければ「ビール」って言ってしまうのを我慢しました。