名古屋市新事業支援センターでの相談対応でした。
「Instagramで集客したい」という相談は多くありますが、それを深掘りすると「その意味でない」ことが結構あると感じます。

本当にInstagramのことを知りたい方も見えますが、ほとんどの方が「手段を問わず集客したい」が本音です。
申込時に「相談内容」という欄があり、それを埋めるために書いたのが「Instagramで集客したい」であるということです。

相談を受ける自分が「Instagramで集客ですね!」と、その話を始めたら期待と思い切りズレる結果となります。
逆言えばInstagramはそれだけ「集客できそう」なSNSに見えるのかもしれないし、世の中の風潮かもしれません。

ただ、集客のやり方は相談者ごとにすべて異なります。
Instagramが有効なツールになる方もいれば、Instagramなんかに時間を割いている場合ではない方もみえます。

Instagramは難しいSNSだと感じています。
それは操作が難しいのではなく、できることが多いので「その人そのものが現れる」SNSだからです。

ここで大切なのはSNSの原点です。SNSは「ソーシャルネットワーキングサービス」のことで、「人と人を繋げるサービス」です。
決してビジネスのためのツールではないのです。

それに比べると「LINE公式」や「Googleビジネス」はSNSに分類されますが、ビジネス寄りのツールです。
そのため、Instagramに比べれば、できることが明確なので迷わずに運用しやすいです。

人と人が繋がることはいつの時代もビジネスの基本です。
…なので、SNSを使って人と人が繋がった結果、ビジネスにも恩恵がある…が正しいと思います。

人と繋がる時の大切なことは「自分を偽らずに出すこと」だと思います。
自分を偽らずに「無理に人柄を出そうとすると人柄は出なくなる」のはSNS活用での大切なキーワードだと思います。