午前は鳴海商工会での職員向けの「生成AI」研修で、午後からは春日井商工会議所でIT専門相談でした。
まずは、成海神社に挨拶してから向かいました。朝一の人のいない神社はとても清々しい気分になります。
職員向けということもあって生成AIの相談での傾向について話しましたが、そこで意見交換もできました。
いくつかの傾向を話しましたが、特に生成AIによる業務の自動化の話になりました。
いくつかの生成AIをつなげて、業務のゴールに向かって自律的にAIが作業を進めていくイメージです。
自分的には今年のトレンドになるかもしれないと考えている「AIエージェント」の考え方です。
「AIエージェント」は、人間が設定した目標に対して自律的にタスクを実行し、目標を達成するための高度なAIシステムです。
従来の対話型AIよりも進化し、単に情報を提供するだけでなく、実際のアクションを起こす能力を持っています。
特徴として「自動化能力」「自律性」「適応性」などがあり、最近よく話題にあがる「生成AI×RPA」もこの流れのひとつだと思います。
例えば「Dify」というサービスはタスクをつなげて定義すると、そのゴールにむかって作業を自動化してくれます。
また「調査」に限定されますが、ゴールに向かって調査方法を提示し実行する「Gemini Deep Research」も「AIエージェント」と言えます。
そんな「AI」による自動化が進んでいますが、今のところ流れがシンプルな「作業」においての場合がほとんどです。
複雑な「仕事」においては、途中に「人」が介在して、確認・修正・指示することが必要です。
「人」が問題を定義し、「AI」が考え出し、それを「人」が修正し、再び「AI」が思考して協働するわけです。
ただ「自動化」という言葉の指し示めす業務の幅は確実に広がりつつあります。
AIはこれまでの「会話モデル」から、”OpenAI o1”や”Gemini Thinking”といった深い考察をする「推論モデル」に進化しています。
さらに次が自律的に思考してアクションする「AIエージェント」ですが、少しづつ姿を現してきています。
いつも激しく動いている生成AI界隈ですが、その動きがまた激しくなってきているように感じます。