日曜日の自分にとっての大きな課題である「スマホ・タブレットの業務効率化」は目途がつきました。
ただし、早々に次の課題がやってくるものです。
次の課題は「システム開発における『見える化』」で、あるシステム開発系のイベントでのスピーカーの依頼です。
セミナーはイベント中あちこちで行われるようで、そこまでの人数にはならないと聞いています。
ただ、システム開発の「見える化」は自分が事務所を立ち上げて20年間ずっと取り組んできたテーマです。
よく研修で行っている「レビュー技法」「見積手法」「図解手法」「提案営業」「問題発見・解決」「論理的思考」などの研修の根底は「見える化」です。
その分、知識、経験、資料は溜まっていると思います。
ただ、それだけに今回のセミナーでの持ち時間である1時間で何を話すかが迷ってしまってます。
概要の提出が1月末なので、まだまだじっくりと落とし込むつもりですがボンヤリと考えてみました。
考えの中でまとまってきたことは、「見える化」のテクニックを伝えてもあまり意味がないということです。
1時間で伝えるべきは「なぜ『見える化』をするのか」の意味の部分だとわかってきました。
自分が考える「見える化」での効果は様々ですが、3つほどピックアップしようと思っています。
ひとつは「発生しつつある問題に早く気付くことができる」こと、ふたつは「認識違いや思い違いを減らすことができる」ことです。
そして最後は「心理的な安全な場所をつくることができる」ことです。
特に見えない状態ほど不安に陥ることはありません。
情報を共有することで見渡せるようになって根拠にない不安が減り、プロジェクトを進めることに集中できるようになります。
この「見える化」の視点で「何を」の部分はスコープ、「どうやって」の部分はQCDで説明しようと思います。
「見える化」というとても短いキーワードですが、奥が深いと感じます。