午前中は長久手市商工会で専門家派遣、午後からは春日井商工会議所でIT専門相談でした。
「システム調達」「デジタル化」「ネット集客」などの相談でよくあるのが「1人担当者」です。

「1人担当者」も、ITの視点で言うと「1人情シス」「1人DX推進者」「1人SNS管理者」などいろいろあります。
自分への相談は経営者の方だけではなく、様々な「1人担当者」の方からも多いです。

実際には経営者がITに関しては「1人担当者」になっていることも多々あります。
簡単に言うと、その会社でITに一番詳しい人がITの「1人担当者」になりやすいわけです。

「EXCEL詳しいね! 社内システムは任せた!」のよくわからない論理で社内ITの「1人担当者」になってしまうことはよくあります。
「1人担当者」は1人でその会社のシステムやインフラを背負っている責任感から、とても真面目な人が多いと感じます。

しかし、企業はその責任感と真面目さに甘えてはいけないと思います。
システムは動いて当たり前、停まれば責められることも多く、1人でその会社のシステムやインフラを背負うプレッシャーは相当なものです。

1人でシステムやインフラを守っている人、1人でデジタル化の旗振りをしている人、1人で「なぜフォロワーが増えない!」の言葉と戦っている人…。
この人達はみな「孤独」です。

その日々大きくなるプレッシャーと、黙々と戦っている人たちがほとんどです。
「1人担当者」と言われる人たちの悩みを聴いたり、吐出しに寄り添うのも自分の仕事の一つだと思っており、嬉しい反応も多くいただけます。

例えば「新しい情報がもらえるので嬉しい」「対話から自分の悩みが整理できた」「モヤモヤを話してスッキリできた」などです。
少しでも世の「1人担当者」の心の負担が少しだけ軽くなったり、その仕事に誇りを持ってくれたりしたら嬉しいです。