名古屋商工会議所でのIT専門相談でした。その際に「人に頼るのが本当に苦手…」という話になりました。
人は一人では生きていけません。
特に今は世の中が複雑になっているため、なおさらです。
では、どうするか。やはり「人に頼る」しかないと考えています。
もともと私は、人に頼るのが苦手で、すべて自分でやってしまおうとする性格でした。
それは人に依頼するより、自分でした方が気が楽だと思っていたからです。
しかし、徐々に「人に頼れる」ようになってきました。
その相談者は全く心配する必要はありませんが、「人に頼る」際に気をつけたい点があります。
それは「人に頼る」ことと「人に依存する」ことを取り違えてしまうことです。
私が考える「人に頼る」と「人に依存する」の違いは3つあります。
一つ目は、「人に頼る」のであれば、「人に頼られた」時にはそれに応えなければならないということです。
逆に「人に頼られない」人は、人に頼った時に助けてくれる人は少ないと感じます。
二つ目は、「人に頼った」結果、当たり前ですが、自分の望んだ答えと異なってても否定されたと思わないこと。
そういう人の周りからは、相談に乗ってくれる人がいなくなってしまいます。
三つ目は、「人に頼った」としても、最終的な責任と決断は自分で負うということです。
「人を頼ったら、ひどい目にあった」…これを言う人は、そもそも「人を頼る」べきではないと思います。
人を頼るということは、その人の大切な時間を自分のために使っていただくということです。
この気持ちを忘れずに人を頼れば、自分のような者でも助けてくれる人が多くいることが実感できました。




