名古屋のIT企業に向けて2日間の「アイデア発想法」研修がスタートしました。
この研修は生成AIによって、毎年大きく内容を変わっている研修です。
昨年に比べて生成AI自体が推論モデルとして進化したので、得られる結果が段違いによくなっています。
例えば「逆設定法」という発想法があります。
これは、常識を逆転させ固定観念を打ち破るための発想法です。
前の生成AIは「逆設定法」のプロセス自体をプロンプトに組み込まないとよい結果は得られませんでした。
しかし、今は「逆設定法で考えて…」という雑なプロンプトでも十分です。
それは、生成AIの推論モデルが「逆設定法」のプロセス自体を理解し実行してくれるからです。
つまり、プロンプトの細かいテクニックだけではないのです。
この課題解決の場面では「逆設定法」で生成AIに問い掛ければよい…と判断できることが大切になっています。
生成AIは汎用ツールですので、この先どんどん簡単に誰でも使えるようになると思います。
こうなると「どうすれば使えるか」よりも「何に使えるか」が分かることがスキルとして有益です。
今回の「アイデア発想法」研修でも、生成AIの話題は多く提供しています。
ただ昨年までは「プロンプトのテクニック」を資料に入れていましたが、今年は「利用場面の事例」を増やしました。
どんな場面で生成AIが使えることがわかれば、その場面で生成AIを使う方法は容易になっているからです。
逆にマルチモーダルや推論モデル、AIエージェントによって利用場面は増えているので、それを伝えたいです。




