名古屋商工会議所でのIT専門相談でした。
生成AIのトレンド、生成AIでのネット集客、生成AIの始め方…といったガッツリ生成AIの一日でした。
ただ最も印象に残ったのは生成AIとは関係のない「目標に翻弄されて苦しい」と話された方のケースでした。
その方は自己分析として「目標がないと動けないタイプ」だと仰っていました。
その方が言うには、自分自身で設定した目標であるにもかかわらず、それによって苦しめられているという状況に陥っているとのことでした。
「目標」に苦しめられるパターンはいくつか存在します。
もっとも多いケースは、無意識のうちに「こうなってほしい」という期待値(願望)が「目標」の達成条件になってしまっている場合です。
このような状況では、自分の努力が蚊帳の外で「目標」達成の可否が決まってしまいます。
このような場合は自分がどれだけ努力しても目標を達成できないことが続く場合があります。
また、運良く「目標」を達成できる場合もありますが、それはそれで次の目標設定に悩むことになるという悪循環に陥りがちです。
「目標」の達成要因には、自分で何とかなる内部要因と自分ではどうにもならない外部要因があります。
自分ではどうにもならない外部要因は、自分の目標達成の条件から切り離して考えた方が良いと考えています。
この考え方が私の中で腹落ちしたのは、独立当初自分が目標を「受注件数」においていた経験からです。
「受注件数」はどれだけ自分の営業プロセスがよくても、顧客の状況でそれが実現できないことがあります
それであれば、自分なりの正しい営業プロセスのスタートである「人に会う回数」を目標に切り替えました。
「人に会う回数」であれば、顧客の状況は関係なく自分のアプローチの質と量で決まります。
成果が出なければその「目標」は意味がないかもしれません
ただ、外部要因を極力排し、自力で実現でき、目に見えて測れるものこそ「目標」なのだと考えています。




