日曜日はポートメッセなごやで行われる「DXPO名古屋’25」で話す内容を考えていました。
自分は「システム開発における見える化」をテーマに6/12に1時間程度話します。
それにしてもマニアックなテーマで聴きたい人がいるのか不明です。
自分的にはもっとキャッチーな「AI」とか「ITツール」の方が話しやすいと思いましたが、頑張ります。
何故ならこの「見える化」のテーマは、自分が独立してからずっと取り組んでいるテーマです。
システム開発は「見える化」がうまく機能せず未だに感覚的・独自的なプロジェクト運営が多く見られます。
「見える化」で1時間という短い時間での登壇は初めてで、どのように内容を絞ればよいか頭を悩ませています。
ただ、テクニックではなく「見える化」の本質を話して欲しいとのことで気合が入っています。
一例ですが、システム開発においてユーザーとベンダーでは、「見えない」ことによって価値観が真逆になることがあります。
例えば、見積もりは、ベンダーは要求が固まってから出したいと考えますが、ユーザーは社内の予算調整などの関係で、早く見積もりが欲しいと思っています。
また、要件は、ユーザーは社内調整やるべきことを明確にする時間が欲しいと考えますが、ベンダーは早く要件を固めて開発に取りかかりたいと思っています。
この要件と見積もりだけでも、価値観にミスマッチが生じます。
これは単に価値観が違うということではなく、それぞれに理由があるのです。
現場では、お互いの立場や価値観を知り、理解し合うことが重要で、「見える化」が必要になります。
見えない状態では、自分の価値観の中で勝手にイメージを膨らませてしまいます。
言葉では似たようなことを言っていても、お互いが考えていることが大きく乖離していることがあります。
「見える化」では、感覚的なもの、属人的なものを可視化していきます。
さまざまな見えないものを誰もが見える状態にするだけでも、多くの課題が解決すると考えています。
システム開発における「見える化」は、ユーザーとベンダー間の価値観の違いを埋め、プロジェクトを成功に導くための重要な要素です。
1時間という短い時間ですが、このメッセージを参加者に伝えられるよう準備を進めています。




