一通りの相談業務が終わりました。

ザックリ振返ると公的機関の窓口相談だけで1年間で350件ほどの相談回数がありました。
たくさんの相談を受けることで、自分自身の「気付き」や「課題発見」ができていきます。

また、相談の傾向も把握することができます。

特に創業相談である傾向として「自分が提供したい商品・サービス」によるビジネスモデルになっている場合です。
「お客さんに望まれる商品・サービスです」と説明はされますが、ヒアリングや市場調査がされていないことが多いです。

「数人の友人からこんなサービスあるといいねぇ…と言われました」というのは市場調査とは言えません。
当たり前ですが、市場調査には一定の標本数が必要です。

市場調査する費用がない…といわれることもありますが、市場調査なし(いちかばちか)で起業する方が費用を浪費します。

市場調査をしないと、ニーズが明確になりません。
ニーズが明確にならないと、すべてをターゲットとして全方位作戦をとらざるを得ません。

起業した直後で、その財力と時間があるとは思えません。

当たり前のことですが、市場調査からのターゲットの絞り込み…。
これが小資本で戦うための最低限の条件だと感じます。

エラそうに書きましたが、自分自身を振り返っても疎かになっている場合があることにに気付けます。
自分は、忙しくて周りを見る余裕がなくなると疎かになっていくようです。

こういう自分自身を振り返る場としても、相談業務は大切な場だと思います。