愛工大の二回目の講義の日でした …とは言っても、まだ当然オンライン講義です。

ちょっと前に調べたのですが、オンライン講義と勝手に言っていますが、「メディア授業」として類型と要件が決まっているようです。

二つの類型があり「同時双方向型(テレビ会議方式等)」と「オンデマンド型(インターネット配信方式等)」だそうです。
これは、だいたいイメージができます。

自分は初めはZoomを使って「同時双方向型」で授業をしようと思っていました。
ただ、面接授業に近い環境で行うことが必要で、「授業中、教員と学生が、互いに映像・音声等によるやりとりを行う」部分でシステムやインフラのリスクが想定されたので断念しました。

そして「オンデマンド型」を選択したわけですが、当然「動画配信をしてはい終わり」というわけではありません。

十分な指導を併せ行うことが必要があり、「学期末などにまとめてではなく、毎回の授業の実施に当たって併せ行う」とあります。
また「学生の意見交換の機会の確保が必要」ともあります。

これが「動画配信」ともう一つのポイントになります。

自分の授業は、自分の体験した経営事例を与件として提示し、その課題発見と対策を演習として行うようにしています。
そのため「いろいろな考えあり、それをみんなで共有する」ことが大切になっています。

通常だと、個人検討→グループディスカッション→グループ発表でみんなで共有をしています。
「オンデマンド型」では、それができません。

そのため「演習の回答を自分が集約し、ドキュメント化することでフィードバックすることにしました。
今年の受講生は例年の「倍」ということもあり、フィードバックに結構な時間がかかることが分かりました。

ただ、学生さんの考えをまとめていると「なるほどそういう考えがあるのか!」と刺激を受けます。
今年度の学生さんも熱心な人が多く、演習への取り組み姿勢も真面目&丁寧です。

これを演習事例として使わせてくれた経営者の方へのフィードバックとしては、かなり有益だと思います。
なんといっても、学生さんのネットやSNSの活用は時代を先取りしていますからね^^