研修やセミナーの前にその資料に「言いたいことの書込み」をするのが自分流の準備です。
過去に実施して同じ資料であっても、この「言いたいことの書込み」は毎回異なります。
2月の「ITトレンド」研修は、「DX」を入れ込むことで資料をかなり手直しをしたので、チェックをしながらの見直しです(危険、危険…(;^_^A)
それはおいといて、「ITトレンド」研修の特に「DX」の部分に「言いたいことの書込み」をしていて感じたことです。
先日、ある経営者が「DXなんて最先端ITは、うちのような中小企業にはあまり関係のない話です」と言われていました。
最近はテレビでも「IT、DX」「IT、DX」と連呼されているので、「DXとは最先端ITを使いこなすこと」と思っている方も多いようです。
「DX」というと「AI」「IoT」「AR・VR」… などがセットで語られていますが、必ずしもその「最先端ITを使いこなすこと」ではありません。
自分たちのビジネスモデルを見返して、どこにITを活用すると「付加価値」を生み出せるかを検討し、実現していくことです。
「DX」の「D」は「デジタル」なので、当然ITが関わってくることは必然です。
ただ一気に「DX」を目指す必要はありません。
まずは「扱っている情報のデータ化(デジタイゼーション)」から始めます。
例えば、ペーパーレスは立派なデジタイゼーションです。
次に「業務プロセスのデジタル化(デジライゼーション)」を行います。
例えば、ペーパーレスを行った結果、スマホなどで文書確認ができたり、ハンコ承認が無くなって業務効率があがれば立派なデジタライゼーションです。
最後に「付加価値を生み出す強みのデジタル化(デジタルトランスフォーメーション)」に到達します。
デジタライゼーションの結果、様々なデータを収集して、それを分析・活用することで「自社の強みに転化」していきます。
流行り言葉に驚されることなく、一歩一歩を確実に進むことが大切だと思います。
ただ、ビジネスモデルを柔軟に変えていけるという意味では、、実際にはフットワークの軽い中小企業・小規模事業こそ「DX」を考えやすいと思っています。
前にも書きましたが「DX」で大切なことは「最新のIT知識」を習得することではありません。
自社のビジネスモデルのどこに「選ばれる理由」があって、それを強化するためにどう「IT活用」をするか…だと考えています。
夜は豚肉とキャベツをお好み粉で混ぜて焼いた「お好み焼き」です。
中身のほぼ8割がキャベツですが腹いっぱいです。
それで、散歩もちょっと遠くまで行ってきました(^^;)