午前中にZoomの会議が1つ入っていた以外は、事務所にこもって次年度研修の内容を考えていました。
なんとなく平日に事務所にこもって仕事をしていると、時間がゆっくり流れていく感じがしてホッとします。
次年度は自分的に骨のある新規研修テーマが3つあります。
「要件定義」「三つの思考法」「問題発見・課題定義」です。
それぞれのテーマが個別に依頼されたり、複合で依頼されています。
個別の依頼に関しては、テーマが絞られているので、1日コースのボリュームで研修をつくっていけばよいです。
難易度の高いのは三つのテーマが複合している依頼です。
1社からその依頼があり、その複合をいかに関連付けて意味をもったつながりにするかで頭を捻っていました。
ここ5年ほど階層研修を任せて下さっている企業様なので、意味のある関連性を定義したいと考えています。
ただ複合と言っても、研修の根底にあるのは「要件定義」です。
今の時代は「経営環境の変化」「IT技術の進化」「コミュニケーションの多様化」などにより「要件定義」はますます難しくなっていると感じます。
そもそも「要件定義」って何だろう? からスタートしました。
「言葉の定義」や「やり方」「テクニック論」はネットにたくさんあります。
それに階層別研修の場合、そこに参加した受講者が等しく必要性を感じる内容でないといけません。
「やり方」や「テクニック論」では、プロジェクト特性、システム化テーマ、使用する技術によって変わります。
…では単なる「やり方」の話ではなく、要件定義の「あるべき姿」は? と考えてみました。
要件定義での「あるべき姿」としては、こんなことができるといいなぁ…って思いました。
・要求を理解した上でシステムの軸をきめる
・システム化に向けての「不確実性」や「しがらみ」を排除する
・可視化(図解化)を行い「共通理解」を行う
・利害関係者で構築システムの「合意」を得る
ただ、この「あるべき姿」を実現するのは大変なことです。そのためには…
・「現状通りでいいです!」という意味不明の言葉に疑問を持つことが必要です。
・「暗黙知」や「匠の技」で属人化し見えなくなっていることを横展開で見つけることが必要です。
・様々なボンヤリを可視化して同じ風景を見ながら「共通理解」していくことが必要です。
あれま! これは「三つの思考法」ではないですか^^
「疑問をもつ」は「クリティカルシンキング」です。
「横展開で見つける」は「ラテラルシンキング」です。
「ボンヤリを可視化する」は「ロジカルシンキング」です。
「ラテラルシンキング」のつながりが弱いですが、でも「やばい、降りてきました!」って感じです。
一気に研修企画書を作りメールしました^^
晩ごはんは「キャベツたっぷりのお好み焼き」です。
酒も食べ物も美味いです!