いつもお世話になっている社長のビジネスカウンセリング(個人コンサル)でした。
この社長の質問は、思考回路をフル回転させるような質問が多く、今回も頭をフル回転しながらお答えをしました。
他の人の質問とは少し異なるので自分の「気付き」も多いです。
その中の質問の一つに「文章(本)を読み解くにはどのようにされていますか?」というものがありました。
どのように答えようか一瞬迷いましたが、自分のやっていることをそのまま伝えるのが一番納得をしてもらえます。
今回の文章(本)は「ビジネス書」を指しているので、自分が「読み解く方法」をお伝えしました。
まず、自分が「ビジネス書」を読む際には二つのスタンスがあります。
一つは「単語レベルの理解で、気になったキーワードを自分なりの解釈で読み解く」で、一つは「論理展開レベルの理解で、著者が伝えたい本当の意図を読み解く」スタンスです。
まず「単語レベル」は、気軽に読みたいときの読み方で、例えば、出張での電車の移動時間内に読み切ってしまうという時はこのスタンスです。
これは、ある意味で「キーワードのつまみ食い」なので、読書が中断しても問題にはなりません。
続きから読めば「キーワードのつまみ食い」も継続できます。
二つ目の「論理展開レベル」は、真剣に理解したいときの読み方で、例えば、研修・セミナー資料作成時により深く理解して、自分の考察を加えたいときはこのスタンスです。
質問にあった「文章(本)を読み解く」のは、こちらの方です。
こちらの「論理展開レベル」の理解では、文章のつながりが大切です。
なので、中断は致命的である程度まで遡っての読書の再開となり、時間がかかってしまいます。
しかし、読書に中断は付き物で「何らかの対策」がいります。
そのため、自分は「論理展開レベル」で理解が必要な時には、メモ(記録)を取りながら読むようにしています。
メモ(記録)も、マーカーで必要なところをピックアップする軽いレベルから、時には「Googleドキュメントの音声認識」や「OCR」で読取り、それをマインドマップなどで構造化するレベルまでまちまちです。
自分も頭が老化しているようで、より深く理解したい場合は頭だけでは文章(本)の理解や整理ができなくなってきている感じです。
ただ、その際に手を動かしながら理解すると、かろうじて頭に入ってきます。
また、マインドマップなどで構造化するレベルまで行うと、自分の中での知識の再構築が行われて考察が深まると感じます。
読書好きの人からしたら、まどろっこしいと思います。
ただ、インプットが苦手な自分の場合は、確実に自分の考察まで落とし込んでアウトプットする際にはこちらのほうが効率的です。
…なので「論理展開レベル」で理解したいときには、一冊を読むと一枚のマインドマップが出来上がることが多いです。
これが、自分のノウハウになって、後々に見返すと「新たな気付き」を自分に提供してくれます。
こういうブログを書くと、自分はつくづく何をするにも時間がかかる人間だと思います。
他人のペースに合わせることが下手ですね。
まぁ、何をするにも時間がかかるのは「図解人間」の特徴なので仕方がないですね。
何をするにも時間がかかることが、組織にいたときに自分がうまく適応できなかった原因だと思います。
その代わり、一度自分の腹に落とせれば、わりと深い(しつこい)考察ができるのも、自分の特長としてわかりました。
これは、独立して自分で好きなだけ、好きなことに時間を配分できるようになって気付けたことです。
仕事終わりで牧野ヶ池を散歩しました。
元気をもらう大切な時間です。
夜は「野菜たっぷり味噌煮込みラーメン」です。
麺が多いように見えますが、ほとんどが野菜なので健康的な感じです。