東京のIT企業様の階層別研修「チームリーダーのための教える技術」でした。
今でも感染対策をしての対面研修は結構行われていますが、この状況だけに超厳戒態勢の中での研修となりました。
前日は、新幹線から八重洲口のホテルに直行し、そのまま外に出るのは自粛しました。
また、山手線がどれだけ混雑しているか、わからないので移動も研修会場の神田までは徒歩移動です。
さらに、研修中のマスクは2枚重ねで、これで一日中全力で話すのは、酸欠で目眩がしますね。
これでも対面研修にこだわるのは、その企業にとっての対面グループワークによる「コロナ禍だから」こその情報共有です。
平時とは違う悩みが色々と浮き彫りになってきました。
ただ、距離をとりすぎての議論だったので、どこまで意思疎通ができたからはわかりません。
それでも、リモートよりは、感情を乗せて議論ができていたと思います。
そして、講師と個々の受講者との間での「コロナ禍だから」こその現場の情報交換も重要です。
これにより、今回もコロナ禍でしか聴けないITベンダーの実態や苦悩を直接聴く事ができたので、次のコンサルや研修に活かしていきたいです。
今の自分ができることは、可能な感染対策をしっかりして、事業を継続することだと思っています。
先日、ある経営者が言っていました。
医療従事者や保健所に迷惑をかけるのは絶対に避けたいけど、自分達もコロナの影響を受けながら懸命に生きていることを知ってほしい…と訴ていました。
ちなみに、その業種はコロナ危機を一切報道されていません。
この経営者は2年間に最初のコロナの影響を受けてビジネスモデルを変換し、本当に苦しい努力をしてきました。
そして、1年半ようやく顧客が戻ってきたところでの、今回のコロナで、また顧客が劇減してしまいました。
これまでは「コロナなんかに負けるか!」って頑張ってみえましたが、今回は心も折れそうだと言っていました。
それでも、知恵を絞って次にできるとこを考えて、そちらに向かって動き始めて見えます。
いろいろな立場があると思います。
でも、みんなが「生きていくために必死」だということです。