長崎での「ITソリューション提案」研修の3日目(最終日)でした。
受講生の皆さん、運営さんのおかげで楽しい3日目を過ごすことができました。
今回は2日コースが3日コースに伸びたことで、追加的にお伝えできる情報が増やすことができます。
質問に丁寧に答えられるので嬉しいですね。
これまでも「業務フロー」や「アイデア発送」などいつもよりも詳しく伝えることができました。
最終日に詳しくお伝えするのは「論理的思考」と「ITトレンド(DXなど)」です。
「論理的思考」に関しては、いつもは「論理ピラミッド」を伝えるのが時間的に精一杯ですが、今回は質問もあって「論理展開」を伝えられました。
「論理展開」は「論(主張)」と「理(理由)」をつなぐもので、大きく二つがあります。
「演繹法」と「帰納法」です。
今回の研修では「戦略実現型提案」を演繹法的視点、「現場改善型提案」を帰納法的視点と伝えています。
ただ、論理展開(推論)は、他にもあります。
「仮説形成・アブダクション」と「弁証法」です。
特に、提案の論理展開を考えるのは、これらの推論の方が向いているかも知れないと思いました。
また、これも質問からですが「ITトレンド(DXなど)」についても説明できました。
自分は「DX」という考え方は大いに賛同していますが、経産省定義の「DX」と言う言葉自体には批判的な感じです。
特に「DX」と言う言葉が「システム受注のアクセント」「補助金採択のキーワード」「セミナー集客の手段」などになってしまっていることがあります。
「DXをする」という論調ではなく「DXを未来につなげる」視点が必要だと感じます。
来年の今頃には「DX」なんて言葉は消え去るのでは…と思っています。
これまでも、消えていったITトレンドの言葉は多いです。
「DX」は概念・思想であり、「DX」が実態を表す言葉ではないため、消えていく感じがしてしまうのです。
もしかすると「DX2.0」なんで言葉に進化(?)しちゃっているかもしれないですね。
それでも「デジタル化によってみんなが幸せになる」と言う考え方はとても大事です。
「DX」なんて言葉が出る前から、ずっと目指されていることなのですけどね。
長崎市街から空港までバスで爆睡、長崎空港からセントレアまで飛行機で爆睡…。
やっぱり、疲れていたのかなぁ。