あいち機構でのマネージャー業務でした。

自分は相談の際に、ワクワクしながらよく「図解」を描きます。
根っからの「図解人間」ってこともありますが、相談時に「図解」を描きたい理由は3つあります。

一つ目の理由は「お互いが同じ景色を見て議論をする」ためです。

言葉だけでは、なかなか同じ景色を見ることができないと感じます。。
それぞれが、それぞれのフィルターを通してモノを見たり、思考したりするからです。

自分が自分のフィルターから見える景色だけを頼りに、話し続けると全く違う伝わり方をすることが多いです。
これは、当たり前のことですね。

フィルターとなる価値観や経験、思考が違うのに、同じ景色になるわけがないです。
だから、コミュニケーションは面白くて、楽しいのですよね。

違う景色を見ている人からの言葉は、自分にとってに「気づき」と「学び」の連続です。
一日を通じて様々な「気づき」と「学び」をもらえました。
恵まれた仕事だとつくづく思います。

二つ目の理由は、「それは思考のペースを落としてもらう」ためです。

自分のような「図解人間」は、議論の中で「つながり」や「背景」が腹に落ちないと理解できません。
理解が出来ないということは、助言もできないのです。

自分が「図解」を描き始めると、それで議論のペースが落ちます。
なぜなら、「図解」は表現に時間がかかる伝達方法だからです。

つまりは、議論のペースを自分に合わせてもらうために「図解」を描くのです。

時には、自分と全く同じペースの「図解人間」が相談に見えることがあります。
その時は、とても心地よい議論になります。

三つ目の理由は、「上手く図解が描けたときに至福の気分になれる」ためです。

「図解人間」にとって、上手く図解が描けたときの達成感は、すぐにビールで乾杯がしたいほどの幸せです。