あいち機構でのマネージャ業務でした。
ワクワクする相談内容がたくさんありますが、デジタル化の相談が印象的でした。

その会社では業務効率化のためのデジタル化を進めています。
デジタル化を実現したい業務はとてもシンプルです。

ただ、項目間の紐づけはそれなりにあるのでリレーショナルデータベースで実現するのが本来だと思います。

しかし、この会社ではGoogleFormsとGoogleスプレッドシートで、ひとつの業務のデジタル化を実現しています。
その使い勝手のよさから、今回の業務もGoogleFormsとGoogleスプレッドシートで実現をしたいとのことでした。

ノーコードのGoogleAppSheetは項目間のつながりを実現できるので、ひとつの候補なのですが少々難しくなります。
結局は集計単位がことなるのでGoogleスプレッドシートを2シート用意し、それをQuery関数を使ってコードで繋げば出来そうな感じです。

これまでは、ユーザーが自分でデジタル化を行うのであればExcelかAccessがツール候補でした。
今では、Googleクラウドツール群も入力のしやすさで候補に必ずあがってきます。

Googleクラウドツール群は手軽なので、シンプルな業務のデジタル化には向いていると感じました。
いろいろと試し積極的に取り入れていきたいです。

ただ、当然できることが限定的なので、相談時にはどこまでできるかを知っておくことが大事だと感じました。
選択肢が増えるのは嬉しいですが、逆にちょっと悩みますね。

今回の相談で感じたことは、シンプルな業務からデジタル化をすすめることが大切だということです。
その会社のデジタル化の全体像を抑える必要はあります。
ただ「自分たちもできた」という小さな成功体験が、次にやりたいことにつながると感じます。