警告です。「ブラック宿澤」が吠えます。
「集客はSNSを活用する」この文言はどこかにテンプレートとしてあるのでしょうか?
ビジネスプランコンテストや補助金の事業計画などで、とてもよくみる文言です。
ちょっと前のビジネスプランに、恐るべき新顔の文言が現れました。
「競争優位はDXで確立する」 えー--? 何を? どうする? 冗談ですか?
補助金の相談は、自分は基本的に受けませんが、「採択後」の相談は、公的支援機関の窓口でよく受けます。
「集客はSNSを活用する」で採択されましたが、具体的にどうすればよいのですか?って感じです。
「事業計画策定時に、その掘り下げはしましたか?」と聴くと、「いえ、していません。採択に必要なのですか?」と返ってきます。
「これは、作文コンクールか!」って、心の中で吠えています(顔は引きつってますが笑顔です)。
「事業計画書」には、全てが書き込めるわけではないです。
しかし、少なくとも自分の中で「詳細な『実施』計画」があったうえでの、抜粋としての人にみてもらったり、申請に使うのが「事業計画書」だと思っています。
「事業計画書」をキレイに作文したとしても、「実施」できなければ意味がないです。
補助金で作ったけど機能していない「HP」「システム」がいかに多いか…、悲しくなります。
さらに、支援者の立場としてSNSを使うとよい、ITを使うとよい、クラウドファンディングを使うとよい、DXを使うとよい(もはや意味不明)は、ある程度は実現性を持って助言をすべきです。
最新のITキーワードが「なんでもできる魔法の杖」かのように助言するのは無責任です。
あー、吠えてスッキリしました。
ただ、自分も弱い領域の助言は「ぼんやり」になるので、自分に対しての戒めでもあります。
採択後に困って相談に見える方は、安心して来てください。
自分も、しっかり一緒に考えます。
とりあえず久々に「ブラック宿澤」覚醒しましたので、しばらく「ブラック宿澤」には大人しくいてもらうつもりです。