この週末は「Web3」の資料作成に没頭してました。
土曜日は「Web3全般」で、思想的な背景、代表的な技術(ブロックチェーン、NFT、DAO)などを、日曜日は「メタバース」を、またいろいろな実験を楽しみながらまとめていました。
率直に感じたことですが、「Web3」は概念的なもので「Web3」を理解しようとしても「自分事」にはしづらい人も多いと思いました。
「DX」をDXから理解しようとしても「自分事」にはしづらい人が多いのと同じです。
それに「Web3」自体を理解することにあまり意味はないと感じています。
大切なことは、実態としてどのようなことが起きているのか知り、手を付けやすいことから体感することです。
「DX」の時も同じですが、イメージしやすいこと(例えば業務改善)から始めるとよいです。
「Web3」はブロックチェーン、NFT、DAOなどが本質な話になりますがイメージしにくい…との声もよく耳にします。
そこでイメージしやすいところから始めるのであれば「メタバース」「NFTマーケットプレイス」はよいと思います。
特に「メタバース」は仮想空間で事業紹介やプレゼンテーションを行えるので、ビジネス的にはイメージしやすくてとっかりやすいです。
「メタバース」に入って事業紹介やプレゼンテーションをすのであれば、一日あれば体感できイメージできます。
ただ、それならばZoomやMeetのリモートコミュニケーションツールでもいいと思います。
話題性というおまけがつくものの、あえて「メタバース」で行う必要はないと思います。
ただ、Web3の目指す姿は「価値の交換」であり、そのためにブロックチェーン、暗号資産、DeFi、NFTといったキーワードがあります。
「メタバース」で言えば、「価値交換」が出来るようになって新たな経済圏が一つ付け加え得られることが目指す姿だと思います。
ただ、いきなり「新たな経済圏…」といわれてもピンとこないです。
…なので、まずはイメージしやすい「メタバース」でのコミュニケーションから慣れていくとよいと思います。
「DX」もそですが、いきなりゴール(そもそもゴールって何?)を目指すのは無理があります。
しかし「情報のデジタル化→業務のデジタル化→DX」と考えればステップが見えてきます。
「メタバース」も「イベント参加→イベント主催→新たな販路」と考えればステップが見えてきます。
主催したイベントで「商品販売」「サービス提供」による価値交換を、暗号資産でできれば「新たな経済圏」がゆっくり立ち上がっていくのだと思います。
誰かが「メタバースで出来ることをしなければ意味がない」と言っていました。
全くその通りですが、それには段階的に考え、段階的に慣れていくことが必要と思います。
メタバース「cluster」で「ただの広いだけのプレゼンステージ」というワールドを新しく作ってみました。
前に作った「シンプルプレゼンテーションルーム」は小さい規模でした。
今回は、「3階建ての空中フロア3つ」という少し規模が大きくなっています(それでも使えるアイテムの4%ほど…)。
重力を無視して増床できるので無意味に増やしていき、そして他の目的別のワールドも新たにつくってつなげていこうと思います。
今回、「ただの広いだけのプレゼンステージ」というワールドを公開した瞬間に、見ず知らずの3体のアバター入ってきてスクリーンに投影したり、楽しそうに飛んだり跳ねたりしてました。
「3階建ての空中フロア3つ」を行ったり来して楽しんでいる(?)姿をみると、ワールドを作って使ってもらうのも「いいなぁ」って思いました。