午前中は東浦町商工会、午後からは常滑商工会議所でIT支援でした。



どちらにも共通してちょっと小難しいテーマの相談がありました。

業務改善型DXの相談に絡んでよくあるテーマがIT調達(ユーザー側)やIT提案(ベンダー側)で「IT投資の費用対効果をどう考えるか?」です。
これは、「業務改善型DX推進」「情報化企画書のプレゼン」「補助金でのIT導入の効果測定」などでは超大切な部分です。

…にもかかわらず、「えいや!」で「売上10%アップ」とか「コスト15%ダウン」などの景気の良い数字が舞っています。
提案・企画のプレゼン場面で「この数字の根拠は?」と質問されたときに、答えられないと一気に信頼が崩れます。

数字には「正解」はありませんが、数字に「根拠」は必要なのです。
この「根拠」を考えるときに、どれだけ提案・企画でおきる変化を深掘りし、数字化できるまで細分化しているかが大切だと感じます。

提案・企画による変化でどのような価値が生まれるのかを考え、その価値はどのような数字(指標)に置き換えられるかが見つかれば「根拠」は作れます。
その数字(指標)が、どのように量的変化をするかは自分の頭を捻って考えるしかないです。

実は、次年度ですが「費用対効果の考え方」に特化したセミナーの依頼を頂いています。
集客が難しそうな小難しいテーマですが、こんな内容に関心を持ってくれる人を応援したいって思います。

最近は、変化球的なセミナーの相談や依頼が続いているのが、ちょっと嬉しいです。
こんなテーマでも話してくれる…って信頼してもらって相談や依頼してくれていると感じるからです。