あいち機構でのマネージャー業務でした。
相談の特徴として自分自身の「あり方」と向かい合う相談が多かったと感じました。

自分から見るととてもしっかりと「あり方」に向かい合っている方がみえます。
そんな方が本音で語ってくれて、「気付けました」と言ってくれるのは本当に嬉しいです。

「あり方」と向かい合うことに絡んで「目標」と「目的」に関しての話がありました。
「目標」と「目的」は違います。

目的は自分の「あり方」でボンヤリ描いた「自分らしさ」と言えます。
目標は自分の「やり方」での達成を確認をする指標です。

目標は目的のためにある。
目標は具体的に、目的は抽象的に
目標は見えるモノ、目的は見たいモノ
目標は過程、目的は行き先
目標は複数、目的はひとつ
目標は諦めても、目的は諦めない
目的は目標の先にある。

指標である「目標」は状況によって変化していきます。
特に変化の激しい今の世の中は「目標」の見直しは必須と感じています。

しかし、一度決めた「目標」を何がなんでも実現すべきものと考えると、時にそれが「呪い」となってしまうのです。
「目標」はいくつかの「中間目標」をクリアして「最終目標」を目指す「目的に至るプロセス」だと考えています。

しかし、状況の変化によって「目的」に至らない「中間目標(KPI)」になっていたり、目的と乖離した「最終目標(KGI)」になってしまうともあります。
「目標」は「中間目標」によってモチベーションを高め、「最終目標」にむかってモチベーションを維持していくツールであるとも思います。

「目的に至るプロセス」を楽しみながら実現していけるといいですね。
その「目的に至るプロセス」を楽しむこと自体が「目的」になっていても、それがその人の「あり方」であれば素晴らしい「目的」だと思います。