午前中は東浦町商工会、午後からは常滑商工会議所での支援でした。
猛烈に寒くて雪も結構降っており、いつもと異なる風景をワクワクしながら慎重に運転をしました。

先日ある方に「どうして公的機関支援をたくさんしているのですか?」と聴かれました。
質問には「謝金が少ないでしょ」っていう意味合いが言葉の端々から伝わってきました。

実際に収益は少ないのかもしれませんが、それに自分は「公的機関支援」を収益の柱にはしていません。
「公的機関支援」は自分を鍛える場であり、現場の声を聴く場です。

実際の収益の柱は「研修・セミナー」になります。
たしかに質問をされた人の言う通りで謝金は全く異なります。

それならば「研修・セミナー」ばかりを受注すればよいではないか…という話になっていきます。
実際にかなり前ですが「研修・セミナー」の比率をグッと増やしていた時期があります。
その期間の売上は確かに多かったのも事実です。

ただ、それで違和感を感じ始めました。
それが、「コンサル業務」の割合が減り、「研修・セミナー」の比率が上がると、話している内容が現場から離れて陳腐化するという感覚です。

特にビジネス系の「研修・セミナー」では顕著にそれを感じました。
「コンサル業務」を減らしてはいけない…と気付いて、コンサルの量を公的機関支援に求め、深さを顧問先から得られるように仕事の比率を調整していきました。

つまり自分にとっての「公的機関支援」は自分への「投資の時間」というわけです。
自分の体験・経験を積み、相談者との関係性構築もでき、地域にも貢献ができる…というとてもありがたい仕事ということです。

そして、そんな打算的な思惑から増やした「公的機関支援」ですが、今では様々な人との関係性構築がたくさん出来るので最もワクワクする仕事になっています。

先日「宿澤さん、公的機関支援が大好きだもんね」…って言われました(誰だっけ?)。
「公的機関支援」をする理由をクドクドと書いてきましたが、結局は「自分が大好きな仕事」ってことですね。

雪の中に巡った東浦町、常滑市ですが、正直どちらの「公的機関支援」の仕事も大好きな相談者との「楽しすぎる」って時間でした。
最終的には「自分が大好きな仕事」が出来ているのは相当恵まれている…という結論にいきつきました。