名古屋商工会議所での「動画活用セミナー」でした。
先週末はあいち機構で「動画活用セミナー」でしたので、その反省を活かしてパワポのスライドを間引たにも関わらず、予定通り時間オーバーでした。
コロナ前の「動画活用」セミナーはYoutubeマーケティングのみでも十分でした。
その頃はYoutubeはユーチューバー組とビジネス活用組がしっかりすみ分けれており、ビジネス活用としてのマーケティングをしっかり伝えればよかったです。
しかし、コロナ禍という「外部環境」により、Youtubeで発信する人が増えてその動画の品質も上がりました。
スマホの進化で動画素材を撮りやすくなり、ソフトの使いやすさで編集もしやすくなり、動画を視る人も増えたので一気に動画文化が花開きました。
たくさんの人が動画での情報発信に参入して、作成させる動画の数が増えました。
これは、HPやSNSも同じで、発信する人が増えれば動画の数が増え、見つけてもらうための競争も激しくなるものです。
そんな中で、次の大きな「外部環境」がでてきました。
これが会話型AIである「ChatGPT」です。
いわゆる「ニュース発信」「ハウツー(知識)提供」といった一般論的コンテンツは、「ChatGPT」からのコンテンツには勝てないと感じます。
創作される品質もそうですが、「ChatGPT」の「無限の体力」にはまず勝てないです。
現状は嘘も多いし、情報も古い「ChatGPT」ですが、「GPT4」などへのバージョンアップでブラッシュアップされると思います。
しかし「ChatGPT」による「外部環境」の変化はこれから動画を始める人には大きなチャンスです。
一般論的コンテンツではない、その人しか「創出できないコンテンツ」がより価値をもつようになっていきます。
「ChatGPT」といった会話型AIは、「答えをくれるモノ」ととらえると落とし穴にはまります。
自分の発想を拡げてくれる頼もしいパートナーと考えるとしっくりきます。
パートナーからのヒントを元に、自分が自分しか「創出できないコンテンツ」に想いを込めて作り込んでいくわけです。
動画やSNS、そしてWebライティングは会話型AIの検索結果表示によって大きな影響をうけると思います。
いわゆる「ゼロクリックサーチ(検索結果表示だけで満足)」が増え、深くその人の情報、意見を知りたい人しかHP、ブログ、動画に到達してくれなくなると考えられます。
言い換えれば、本当に深くその人の情報、意見を知りたいと思うようなHP、ブログ、動画をつくればよいわけです。
そのためにもその人の「経験」「体験」、そこからの「自己開示」「自己表現」がますます大切です。
ただ、今の状況を慌てるのではなく、その「外部環境」にうまくのっていきたいです。
ますます「右に倣え」ではなく「個性の時代」は加速していくと思います。