名古屋商工会議所でのIT専門相談の日で、生成系AIの活用相談が多かったです。
最近、ブログもこのテーマが多いですが、それだけ相談が増えたということです。
それぞれの用語の意味は?、どんなことができるのか?、具体的にどうやるのか? などですが、関心は高いと感じます。
書きたいことが多いのでGWに順に書いていこうと思います。
例えば「ChatGPTの回答をどこまで信じてよいのか?」という相談がありました。
基本的に自分は「頭っから信じてはダメ」と思っています。
これは、相手が人の場合も同じで、よほど信頼のできる人以外は頭っから信じることはないと思います。
なぜなら「人は間違えるもの」だからで、AIだって「間違えるもの」という点では同じです。
「人は間違えるもの」だから、「本当にそう?」と、クリティカルシンキングで「正しく疑う」ことをします。
その、正しく疑うには「結果」だけはなく、その「プロセス(どうやる?)」や「理由(なぜ?)」を問い掛けます。
その結果によって回答を判断をしますが、AIも同じです。
「ステップバイステップで…」とか「理由を添えて…」と質問すれば答えてくれるので、それで判断が出来ます。
さらに的外れな回答が来た場合は「〇〇の視点を入れて…」とか「期限が1週間後で…」と修正を指示すればよいわけです。
丁寧に聴けば、丁寧な回答が返ってきて、その思考を知ることができ、信頼できる回答なのか判断できる…は人と接するのと同じだと思います。
余談ですが、名古屋商工会議所でN氏と一緒でした。
以前、ChatGPTに「税理士で中小企業診断士で神主で占い師の人をどう思う?」と質問したことがあります。
すると「可能性はゼロではありませんが、極めて稀な人だと思います」って回答が返ってきました。
「うーん、目の前にいるけど…まぁ稀な人って正解だよな…変な人だし…」(最後は余分)って思いました。
「事実は小説より奇なり」といいますが、人の知識や一般的な常識で学習したAIより、自分の目の前の事実の方が面白いですね。
ChatGPTに問い掛けて「稀なビジネスです」ときたら、少なくとも「尖っているビジネス」ってことかって思っています。