名古屋商工会議所でのIT専門相談でした。
事業に真剣に向かう人たちの相談は、いつも刺激的で気付きをもらえます。
自分の相談の受け方で悩むこともよくありますが、やはり素直にこの仕事が好きです。

ビジネスモデルを尖らすために自分の「強み」が見つからずに悩んでいる方がみえました。
自分の内部の「強み」だけをみていても、ビジネスモデルを尖らすことは難しいことがあります。

大切なことは外部環境(小規模事業の場合は特に市場・顧客)に目を向けることが必要です。
市場・顧客に求められていない「強み」を懸命に磨いても、それは「選ばれる理由」にならないからです。

自分の「強み」がまだ小さく、ホワッとしていても、市場・顧客が求める方向で伸ばして「選ばれる理由」にすることもできます。
また、自分の内部の「強み(よいところ)」は、意外と自分では気づけないので、お客さんや友人に教えてもらうとよいですね。

一方で自社の商品をアイデア発想力で拡げ、内部の「強み」から外部に発信していきたいという相談もありました。
その場合は、様々な「考具」でアイデア発想を一緒に行いますが、妄想力が最も活躍する時間となります。

まta,

ISMS、PMS認証のセキュリティに関するマネジメントシステムの相談がありました。
ISMSとPMSは全く違うのですが、妙なところでどちらを取得するか悩む場面があります。

例えば、事業採択の「選考要件」として「ISMSとPMSのどちらか認証を…」とかになっている場合です。
今回も話の発端はそこでしたが、話をしている内に「選考要件」云々ではなく、自社のセキュリティ強化を目的にシステム化をしたい…という話になりました。

こういう目的になると、自分もさらに気合が入ります。
そのISMSとPMSの違いから、それぞれの認証プロセス、社内のシステム構築のやり方などを時間を忘れて語らせて頂き、その無駄に熱い話を熱心に聴かれていきました。

余談ですが、帰ってきてたまっている郵便物を見ていたら、名古屋商工会議所の会報誌「Nagoya」が届いていました。
特集が「専門家相談」で、噂のN氏と自分が共に載っていましたが、「最近、ニコイチって感じ」ってかみさんに言われました。