名古屋市新事業支援センターでのマネージャ業務でした。
初めて1時間の相談を7件対応しましたが、途中でApple Pencilが転がっても楽しくなる状態になりました。
相談はどれも真剣だし、その道のプロからの話なので学ぶことだらけです。
そういう人たちから、いろいろな意見を聴けて、自分も考えを伝えられるのだから楽しいに決まっています。
ある方に相談の「落としどころは、ある程度決めているですか?」と問われました。
どんな相談なのかわからないのに、「落としどころ」は決めれないです…。
ときどき事前に「相談資料です」と送られてきますが、ITでの調査項目以外は参考程度にしています。
申し訳ないですが、相談はいつもその瞬間での、その人が発する言葉を大切にしたいです。
事前の相談資料で、自分の先入観が入っていしまい、自分の不完全な落としどころに誘導してしまうことがあります。
…なので、新規やリピータに関わらず、話を聴き始めた瞬間からが相談のスタートです。
格好いいことを書きましたが、「事前に見る時間がない」というのが正直な感想です。
また、ある程度は経験も積んできているので、さまざまな相談パターンを「体験」してきたということもあります。
この根拠のない自信で、なんども痛い目にあってきましたが…。
それでも、事前に先入観を入れないようにしているのは事実です。
実際に相談がスタートして問題を掘り下げると、事前の相談内容と全く違っていたということはよくあります。
相談で大切なのはその瞬間で感じられ、やり取りする「ライブ感」だと思います。
事前資料に合わせて用意した「一般論」的な相談場面は楽しくないし、それを相談後にやってみようとは相談者には思ってもらえないと思います。