セミナー資料作成での試行錯誤「ターゲットが変わること」への対応もクリアができました。
こちらは中部大学経営情報学部のFD(Faculty Development)講義の資料のことです。

「FD」って自分も愛工大でさんざん聞いている言葉でしたが、よく理解をしていませんでした。
具体的な例としては、教員相互の授業参観、授業方法についての研究会、教員のための研修会などがあるそうです。

今回のFD講義は「ChatGPTに関しての教員のための研修会」に位置付けられるようです。
中部大学は6月にも「ベンチャー論」の特別講義で、「ChatGPT、生成AI」について講義をしました。

この時は「学生」がターゲットなので、普段通りの「ビジネス活用」で問題はありませんでした。
今回はFD講義は、「先生」がターゲットなので、伝えることも変わってきます。

「AIの向き合い方(学生への伝え方)」「先生の業務効率」がメインになってきます。
「AIの向き合い方」は文科省のガイドラインが出ているので、参加される先生は読まれていると思いますのでふれるだけです。

考えないといけないのは「先生の業務効率」についてです。
幸い自分も愛工大の非常勤講師をしているので、その中で「時間のかかる仕事」はある程度は分かっています。

「先生の業務効率」で思いついたChatGPTの活用事例は3つあります。
それは「論文の独自観点による評価」「テキストからの課題の作成」「アンケート回答などの分類」でどれも時間のかかるものです。

ChatGPTは、文章チェックが得意で「校正」「要約」ではよく使われますが、それ以外でも活躍してくれます。
いづれも最終的に「人(先生)」の判断になりますが、その判断に役立つ情報を整理して答えてくれます。

自分も学生からの演習の回答を整理し、判断できるまでにかなり時間がかかっています。
講師として、本来であれば「どのように学生を導くか?」を考えるのに一番時間をかけたいところです。

ChatGPTや他の生成AIの優秀なサポートを受けながら、自分が時間をかけるべきところを見極めたいです。
今回のFD講義を次年度の自分の愛工大の講義のブラッシュアップにつなげようと思います。