午前中は北名古屋市商工会で、デジタル化の方向性支援でした。
北名古屋市商工会は初めてお邪魔します。これで愛知県内57件の商工会の内29件目の訪問です。

デジタル化の方法性(特に現場改善型DX)を一緒に検討する支援は多いです。
これまでは「業務フローでの現状の見える化」からの、いわゆる定性的アプローチでの支援が多かったです。

ただ、ここにきて業務量分析などの、定量的アプローチを併用するパターンが増えています。
理由は「効果の見える化」です。定量的に業務量の現状が見えていれば、何を改善すれば最大効果が得られるかが明確です。

更なる背景としては「デジタル化関連の補助金」の存在があります。
デジタル化で得られる効果(生産性向上)を表現するには、どうしても数字が必要になります。

そのため、経営課題とズレがなければ、現状時間がかかっている部分をデジタル化で改善するのが分かりやすいです。
効果の定量的な表現は、ただやってみた「結果」ではありません。ゴールを目指して仕組化して起きた変化の定量的「検証」です。

つまりは、計画段階で「青写真」を描いておくべきものです。
明確な「計画」があるから検証ができるわけです。ボンヤリした「計画」での検証は当然どんぶり勘定になってしまいます。

午後からは春日井商工会議所での「SNS支援」でした。
「SNS支援」といっても、「SNS集客」ではなく、企業としてSNSを運用する際のリスクや社内規定の話になります。

ただ、それ以前に驚いたのは相談者の企業のHPからは、「よい気」が感じれるということです。
自分の相談でも時々あるのが、なんとなく「よい気」を感じる不思議なHPの存在です。

これは、サイト構築テクニック、ライティング技術、UXの追求のどれとも少し違う感じです。
自分の中では不思議なHPって片付けていましたが、少しその根拠にふれることができました。

これはセオリーやスキルではなく、そのHPにその発信者の「人柄」が表れているかという点です。
「人柄」の表現って簡単に描きますが、自己開示に近い難易度の高い表現力が必要だと感じます。

「よい気」が感じられる不思議なHPが自分のまわりで増えています。
これは自己表現がたまたま上手な人がつくったサイトに多いです。狙って出来ることではないのかもしれないです。