午前中は春日井商工会議所でビジネスモデルの支援、午後からは中部大学で経営情報学部の先生に向けてFD講義を行いました。
同じ春日井市での移動だったので、落合公園の駐車場で仮眠をとる余裕もありました。
FD(Faculty Development)というのは、「大学教育の内容や方法の改善を図るための、教員の組織的な取り組み」のことです。
教員相互の授業参観、テーマを決めての研修会などいろいろと活動内容は多岐にわたります。
今回は、ChatGPTを始め生成AIが教育現場に与える影響は少なからずあり、「ChatGPT、生成AIセミナー」&「意見交換」で行われました。
セミナー内容は、いつものビジネス的なテーマより、先生にとって有益と思われるテーマに絞ってデモをしました。
「小論文の評価・比較」「テキストからの問題生成」「回答のグルーピング」などのプロンプトを紹介しました。
先生の業務に少しでも役立ってもらえると嬉しいです。
時間がなくてちょっとしか触れられませんでしたが、基本としての「生成AIとの向き合い方」はみんなで議論をすべき時だと思います。
変化が激しく、そして「過度の期待期」真っ只中の生成AIに関しては、「受け入れる力」と「正しく疑う力」の両方が必要です。
変化を恐れずに、自分で試しながら自分で生産性向上やビジネス変革へ適切に方法を考えていく姿勢が大切です。
一方で、著作権等の権利侵害・情報漏えい、倫理的な問題等を考え、アクセルとブレーキの両方を備えることになります。
さらに、アクセルとブレーキだけではなく、進んでいる道がどの方向に道がつながっているのか「自分で道をよむ」ことも大切です。
誰かの言葉を鵜呑みにするのはやめて、自分の頭をとことん捻って考える時代になってきたと思います。
他ににも「指示(プロンプト)の習熟、言語化の能力、対話力」や「経験からの問かける力・仮説を立てる力・検証する力」を身につけたいです。
これは、バズワード的には去ったかもしれませんが正しく「トリプルシンキング」です。
論理的にプロンプトを構築し(ロジカル)、得られた回答を正しく疑い(クリティカル)、回答から発想を拡げる(ラテラル)という流れです。
「トリプルシンキング」としてひとまとめにする必要はありませんが、それぞれの思考スキルがAI時代に大切になりそうだと感じます。