今年初めての新事業支援センターのマネージャ業務でした。
リピータの方が多かったですが、みなさんそれぞれ確実にビジネスが進んでいました。
IT相談からスタートして、ビジネスモデルになり、人生相談っぽくなる一番萌えるパターンです。
相談の成果を測す指標は「前に進めそうです」「スッキリしました」の言葉です。
夜は新事業支援センターと名古屋商工会議所の合同の勉強会&新年会が行われました。
自分はどちらにも属しており、友人ばかりの安心の場であると同時に、新しい出会いはとても有意義でした。
新年会前の勉強会がとても印象的でした。
「伴走支援」の名のもと、それぞれの役割、そして考え方から思想まで話が出ていました。
様々な共感の言葉ばかりでしたが、とても心に残った話があります。
「伴走支援」は、疲れてやる気まで削がれた方達に、前を向くことに気付いてもらい、その気持ちに伴走する…というものです。
たしかに、自分へも「疲れてやる気まで削がれた状態」で相談にみえる方は多いです。
特に激しい経営環境の変化に本当され「自分ではどうにならない…」とついつい前に向くことを諦めかけしまいそうな方もいます。
ついつい「自責」ではなく「他責」になってしまい、自分ではどうにならない経営環境を恨んでしまいます。
しかし、そこで発想の転換をしてもらい「前を向くことに気付いてもらう」ことが必要なります。
この気付きでは、一般的な正論を振りかざしても届くものでありません。
相談者の心に寄り添い価値観を共有し、それを踏まえて助言させて頂く必要があります。
これは「論理」だけではなく「感情」に触れないとできないアプローチです。カウンセリングだと思います。
そして「前に進めそうです」「スッキリしました」言って頂けたら、まずは伴走支援のスタートが切れます。
ここから伴走が始まりますが、最初に決めたことがそのまま続けられるほど経営環境は甘くありません。
経営環境の激しい変化がやる気まで削いでいたように、一度「前に進もう」と決意しても心が挫けることは何度も訪れます。
そんな時に再び心に寄り添い、経営環境やその方の事情に合わせて助言・対策の修正を行い続けることが伴走支援だと再確認しました。
簡単なことではありませんが、成果が出た時に一緒に喜ぶことが出来るのだと思います。