名古屋市新事業支援センターでマネージャ業務でした。
基本的に相談時間は1時間で、通常は1日で6件、緊急であれば7件の対応をします。
1時間で、矢継ぎ早に問題解決へ本気の相談への対応を行うことになります。
時々、自分の頭の情報処理が追い付かなくなります。情報の海に溺れる感じです。
自分が何を根拠に発言しているのか分からなくなってしまうことがあります。
そもそも、この根拠の元になっている情報はどこから見いたしてきたのか、そとも自分で導きだしたものか…混乱の極みです。
経験のない難しい相談対応の時ほど混乱します。そんな時はとりあえず情報を書き出して仕分けをします。
その仕分けの基準が複雑だとさらに混乱に拍車をかけるので基準はシンプルに仕分けをします。
「明かな事実」と「そうでないもの」とにです。自分はこの作業を、そのままですが「シンプル仕分け」と名付けています。
今回も頭が途中で追いついていかずに、いつも通り混乱の中で答えを探し求めていました。
そのため「シンプル仕分け」を発動しました。すると「明かな事実」が一つもない状態で混乱していたことが分かりました。
思考を一歩戻して図解した結果「明かな事実」が3つだけ見つかりました。
後は、その3つの情報を元に、関連要素をヒアリングし、グループ化し、つないでいき思考を再整理します。
情報が再整理され、図解が拡がっていくときが自分にとっての快感です。
思考を再整理するときに中心となるブレないキーワードを見つけるのがポイントだと考えています。
なんとか状況把握ができれば、問題解決のアイデア出しに再び頭も動きだします。