名古屋市新事業支援センターでのマネージャ業務でした。
いろいろな方の相談対応をしましたが、自分が重視する情報で「何気なく届く言葉」があります。
相談場面で明確に発言された言葉以上に「何気なく届く言葉」は本音を語ります。
特に「つらい」「苦しい」「見えない」というネガティブな言葉は大切な情報です。
本当に小さな声で、時には声にもならない口の動きで、さらに微妙な表情の変化で届くこともあります。
明確に発言された言葉は「論理」的な思考がはたらいています。
しかし、相手の無意識で「何気なく届く言葉」は「感情」そのものです。
人が理性で押しとどめてしまった「感情」なので、本人も気付いていないことが多いです。
しかし、それを汲み取れるかどうかで相談を有意義にできるか決まります。
なぜなら「論理」的な思考以上に「感情」的な本音を汲み取った助言でしか、相談者は動けないです。
相談場面で自分に直接向けられた言葉でなくても、「何気なく届く言葉」は多いです
「何気なく届く言葉」は、きっとその時の相談者が最も必要としている「心の声」なのだと思います。
その「心の声」を汲み取ることが必要なことは、自分も理解をしていると思います。
…なので、小さな声、声にもならない口の動き、微妙な表情の変化を逃さないようにしたいです。
「超鈍感」な自分にはとても難しいことです。
しかし「超鈍感」であるという自覚が、小さな情報を拾おうとする「集中力」になっている気がします。