うっかり期限が近づいていたのを忘れていた愛工大の次年度のカリキュラムを考えていました。
「インターネットのビジネス活用」の2コマ3時間を全15回の講義ですが、15回では収まらなくなってきました…。
昨年や急遽「個々のSNS」や「ChatGPT(生成AI)」の講義を足しましたが、今年も今の計画が半年後も同じとは思っていません。
特に気になるのは「動画活用」の動きです。
「動画活用」もコロナ化で一気に加速して落ち着いた感がありましたが、相談場面では変化しながら急激に増えています。
キーワードは「PR以外の活用」「作成の効率化」「顔出し無し(Vtuber)」です。
「PR以外の活用」は、作業マニュアルや社内コミュニケーションといった社外PR以外の動画活用が増えてきています。
一本の高品質動画ではなく、自分たちの手作りでの動画です。テクニックより「何を伝えるか」が重要です。
「作成の効率化」は、動画制作に時間もコストもそれほどかけられないので「生成AI」の支援が欲しい…というものです。
Googleの「VideoPoet」、OpenAIの「Sora」など注目の動画生成AIがベールを脱ぎかけています。
現状でも「Vrew」や「Canva」などを活用して動画制作を効率化させる動きが顕著です。
様々な生成AIを活用して「シナリオ」「画像」「動画そのもの」を生成してアレンジする動きは加速すると思います。
「顔出し無し」は、最も熱いテーマで、これはそのまま「作成の効率化」にもつながります。
先週の相談に「Vtuber」のやり方で研修コンテンツを作りたいという相談が結構ありました。
「Vtuber」のやり方は様々ありますが、「WebcamMotionCapture」と「OBS Studio」の組合せが手軽です。
「WebcamMotionCapture」はWebカメラだけでモーションキャプチャが可能なAIサービスです。
それを「OBS Studio」でパワポ表示の「画面キャプチャ」と組み合わせれば、簡単に「Vtuber」っぽく実現できます。
これも講義に入れるつもりです。シラバスは厳しい感じの表現にしましたが、本音は楽しんでITトレンドを学んで欲しいです。