名古屋商工会議所でのIT相談、その後にビジネスカウンセリングでした。
生成AI、経営、組織、人生相談…しっかり理解して返す難易度の高い相談が多かったです。
ビジネスカウンセリングで「ダメだとわかっているのですが…」と前置きをして話してくれた方がいます。
「なんで自分ばかりが損をする…」と思ってしまうという話が出ました。
自分のブログをよく読んでくれている方で「なんで自分ばかりが損をする…」と思ううちは状況は改善されないとわかっていました。
こちらが見習いたい方です。
「言いだしっぺが損をする」組織は、結構たくさんあります。
しかし、そこで損をした人が「なんで自分ばかりが損をする…」と思うか、「自分が居やすい組織に変える努力をする」と思うかが大きな違いです。
「なんで自分ばかりが損をする…」と思っているうちは、周囲が変わるのを待ってしまいます。
しかし「言いだしっぺが損をする」という組織風土が出来上がっているのに、周囲が自然に変わっていくことなんてありません。
一方の「自分がいやすい組織にかえてやる」も棘の道ですが、少なくとも自分で動いていくので前向きになれます。
上手く組織の流れが変わればよいですし、何もせず待つより次につながります。
少なくとも「なんで自分ばかりが損をする…」という言葉は、もっと自分を不幸にする言葉のように感じます。
ビジネスカウンセリングで「自分が居やすい組織に変える努力をする」と言って帰っていかれました。
急激な環境変化、複雑な世の中の構造、価値観の多様化、新技術の台頭…など、のんびりできる要素は何もありません。
常に、変化を受け入れていく必要があります。
その中でも、感情が無視できず仕組みだけでは何ともならない「組織」は特に複雑怪奇です。「DAO」なんて考えも出ています。
その「組織」に対して、「風土」「因習」を越えて向かい合う人には尊敬しかありません。