ビジネスカウンセリングをしていて「依頼者が自分の答え押し付けてきて苦しい…」という相談がありました。
よくある相談テーマとも言えます。
依頼者と受注者という立ち位置からくるものもあります。
ビジネスなので「押し付けられた意見」を上手く咀嚼して、相手の納得に変える提案をすることは必要です。
ただ、依頼者と受注者の立ち位置であっても、互いの意見を尊重できなければよい仕事はできないです。
時々考えるのですが、「自分の答えを押し付ける人」が後を絶たないのは何故か思います。
「自分の答えを押し付ける人」にもいろいろなタイプがいるような気がします。
固定概念が強い人、議論で優位に立ちたい人、 自分の成功体験のイメージが強すぎる人…など。
固定概念が強い人、議論で優位に立ちたい人…は、相手をコントロールしたい人で自分的には苦手です。
ただ、自分の成功体験のイメージが強烈な人はちょっと違います。
その人たちは、このタイミングで成功体験を伝えるのが自分の義務である…だと考えている人が多いようです。
自分の成功体験のイメージが強烈な人は、自分の成功体験に絶対の自信を持っています。
その中には、相手に自分のように成功してほしい…という「相手のため」という気持ちもあります。
実際は、自分の成功体験を語りたいだけの人も多いですが。
ただ、そういう人たちだって人間なので失敗はします。
すると、視野が拡がって「自分の答えを押し付ける人」ではなくなっていることが多々あります。
いかに失敗体験が大切かがよくわかります。時間は人を変えていきます。
自分もこの人は「自分の答えを押し付ける人」 であると印象を固めてしまわないようにしないといけないと感じます。
自分の答え押し付ける人が、どのタイプか見極めるように相談では話をしました。
「見極める」ために必要な冷静さが、ただ単に「押し付けてきて苦しい…」から抜け出すキッカケになることもあります。