ビジネスカウンセリング…というよりコンサルでした。
もともとは個人の悩みに寄り添うものですが、その人の会社での悩みを一緒に考えることもまれにあります。

ヒアリングするときは、その会社の然るべき情報やセンシティブなことをボヤかすように気を付けてもらいます。
ただ相談事はもっと基本的なことが多いです。

例えば、問題の原因と対策を整理して一枚の図にまとめる仕事です。
これは普段行っている相談業務となんら変わりはないですが、基本的な整理でも「客観視」できると喜ばれます。

コンサルもカウンセリングも現場での問題解決・課題定義は「現状を整理する力」に尽きると感じます。
「必要な知識を提供する」「良いアイデアを出す」「ずばり答えを提供する(無理ですが…)」はその後ですね。

現状整理の前に「知識を提供する」「アイデアを出す」なんてことをすると大きく外す可能性大です。
相手を見ずいて「こうした方がよい」と断言するのは、相手にとって混乱の種、迷惑の元凶になることすら考えられます。

「人を見て法を説く」とは昔からいわれますが、その反対の「人を見ずして法を説く」のは相手にとっては厄災です。
「人を見ずして法を説く」人は、ただ単に「自分の成功体験」だけを語っていることが多いように感じます。

話を戻しますが、お客さん自身が現場でおきていることを整理できなていないのは当たり前です。
それは、当事者ゆえにあまりの多くの付帯情報が頭をよぎったり、今は置いておくべき制約条件に捉われ過ぎて「見えない」状態だらかです。

相手の話を聴きながら現状を整理する…という極めて基礎的な取組ですが、それが抜けたり、不十分だったりすると「悩み」は加速します。
基礎的な取組で相手がスッキリした顔をしてくれれば、こちらの顔も晴れやかになります。

謎の「アレルギー反応」で「鼻」と「くしゃみ」は落ち着いてきたのですが、「疲労」がなかなか抜けないです。
かみさんに「疲労が抜ける前に次の疲労が来ているから当たり前」と言われました。なるほど…客観視って難しいですね。