名古屋市新事業支援センターでのマネージャ業務でした。
一日に6~7件の相談を受けていると、自分が何を話していたのか分からなくなることが多々あります。

常人の頭は、それほど多くの情報を一気に処理できません。
自分の場合は、話が三つ程枝分かれすると、それらが追いかけられない超シングルタスクの単純思考の脳みそです。

自分の周囲に値は驚くべき超マルチタスクの多次元思考の人たちがいます。
例えば、業務フローのヒアリングなどで登場人物が複数現れても、それを流れの中で整理できるすごい人たちです。

このような思考ができる人を何人か知っていますが、自分は訓練しても無理でした。
自分のような常人が、すごい超マルチタスクの超人の真似は出来ませんが、手段で近づくことはできます。

それがリアルタイムでの図解(記録)です。
超シングルタスクの課題は、前の思考要素が早々に揮発して記憶に留められないことではないかと考えています。

ならば、図解(記録)して、思考要素が揮発してもよいようにすればよいと考えました。
忘れるために自分は図解(記録)をしています。忘れることで容量が空き、次の情報を安心して入れられます。

常人が超人と同じ成果を上げるには努力を惜しまず手を動かすしかないと思っています。
自分は、ひたすら記録して、忘れて、次の情報で思考して、また記録して、忘れて…を繰り返しています。

多い相談に「HP、SNSが増えすぎました。さらにSNSもそれぞれ複数アカウントがあり収拾がつきません」という相談があります。
この場合は、ひたすらヒアリングした情報を記録(図解)します。

それだけでも解決策のヒントが得られることは多々あります。
自分ができることであるリアルタイムでの図解(記録)で、相談者の悩みが減ってくれれば嬉しいです。