午前中は上飯田で名古屋商工会議所のエキスパート派遣、午後からZoomで新しい研修の打合せ、夜は鳴海商工会での専門家相談でした。
一日が目まぐるしく動いています。

新しい研修の打合せなど、いろいろな仕事の依頼が入ってきますが、自分の目指す姿と異なる仕事の依頼は、実はたくさんあります。
それは「できる」「できない」の、ものさしではかれば「できる」仕事です。

独立したての自分は倫理的に外れていなくて、グレーでなければついつい仕事を受けてしまったこともありました。
しかし「できる」という理由だけで受けてしまう仕事は、自分の「目指す姿」を見失わせる仕事もあります。

そのため、今は受ける仕事が、自分の「目指す姿」にどのように関連するかを考えるようにしています。
自分も歳をとってきて、自分の時間に限りがあることを強く感じるようになってきています。

その限られた時間で「目指す姿」に近づくには、勇気をもって仕事を辞退することも大切な判断になります。
「目指す姿」と関連がないと感じても、試行錯誤や紆余曲折の時間と腹落としができれば問題はありません。

そこから得るものはたくさんあるからです。
ただ、「目指す姿」への道をコントール不能状態で進んでいってしまうと、大切な時間が無為に消失していってしまいます。

事務所設立時は、背に腹は代えられないと「できる」という理由で仕事を受けていました。
でも、それでは自分にノウハウはたまりませんし、「選ばれる人」にはなれないと悶悶としていたのを思いだします。

事務所設立から時間を経て、自分の「目指す姿」も少し見えてきています。
今は「なぜこの仕事を受けるのか」を、もっと真剣に考える必要があると感じます。

それは、「目指す姿」に直結する仕事だけを選ぶという意味ではありません。
大きな弧(遠回り)を描いていてもよいです。ただ「目指す姿」に関係すると自分で腹落としができていれば問題なしです。