一日事務所に篭ってのリモート会議でした。5件の会議はいずれも内容の濃い会議でした。
5件中4件が「DX人材」や「AI人材」に関するテーマでした。「人材」に関することは何時も変わらない重要テーマです。
DX推進のためには、やはりある程度の「IT知識」は必要だと思います。
しかし、その「IT知識」以上に「人の成長」、「組織を活性化」したりするスキルが重要だと感じています。
簡単にスキルと書きましたが、空気を読んだり、場や人に合った表現に瞬時に切り替えたりは、感性もあって簡単ではないというのが正直なところです。
そこを気付いてもらえるように工夫するのが自分の役割なのだと思います。
一方の「AI人材」は、組織へのアプローチであるDXより、実際にAIを使いこなせる人材という意味合いが強い感じです。
つまりDXの経営者対象よりも、AIはそれを使う人に掘り下げられていることが多い感じです。
「AI人材」を考えるときに、一つの考え方として自分は「トリプルシンキング」を当てはめることがあります。
AIの活用場面は「業務効率化」を初め多々ありますが、「アイデア発想」が自分もよく使うシーンです。
「アイデア発想」の活用では、いかにたくさんのアイデアを出せるか…になります。
たくさんのアイデアを出すのは、「他にありませんか?」という水平思考である「ラテラルシンキング」を活用します。
ただ、AIからよい回答をもらうには論理的に質問を行なったり、質問を掘り下げる論理的思考である「ロジカルシンキング」が必要です。
このプロンプト(質問力)こそがAI活用の鍵になります。
さらにAIはハルシネーションという「間違い」を起こします。これは生成AIの仕組みとして仕方がないことです。
それを正しく疑うための「クリティカルシンキング」である批判的思考が必要です。
つまり「ラテラル」「ロジカル」「クリティカル」のトリプルシンキングに当てはめると「AI人材」のひとつの像が少し見えてきます。
まだ、試行錯誤の途中ですが「AI」と一緒に頭を捻っています。