久々にコスモアカデミーさんでの研修でした。テーマは「システム開発の見積もり手法」です。
最近、デジタル化推進でシステムの見直しをする企業が増え、相談も多くなっています。

今回も満員御礼で追加の受け入れをしてくれたそうです。
それだけシステム開発の見積もりに問題意識をもった方が多いのだと思います。熱心な受講者ばかりで楽しめました。

システム開発に見積もりは、ユーザーとベンダーの相互理解がポイントのひとつだと思っています。
「要件」と「見積」の二つに視点で考えたとします。

「要件」に関してはユーザーはなるべく先延ばし、ベンダーははなるべく早く欲しいものです。
「見積」に関してはユーザーはなるべく早く、ベンダーはできれば諸々決まってから欲しいものです。

それぞれの想いが真逆になっていますが、それぞれがエゴをぶつけ合っているわけではないです。
お互いの想いを知り合うのはそれだけ難しいということですね。

システム開発における「見積」はユーザーとベンダーのコミュニケーションツールだと考えています。
双方が「見積」を通じて、分かり合えるのは尊いことです。

「システム開発の見積もり手法」は何回もしている研修ですが、生成AIを一部取り入れ見ました。
プロジェクト概要書を読み込んで、そこからのリスクを重箱の角を突くように出してもらいます。

リスクを発想的に出すのは、生成AIの得意技です。
今回も、自分の気づかない様々な視点のリスクを理由を添えて出してくれました。理由を踏まえて取捨選択するとよいですね。